玉手箱の概要

玉手箱 はSPIの次に利用されている自宅受検型の適性検査です。
自宅受検型に限って言えば、SPIの自宅受検型のWEBテスティングより利用企業は多いです。
かつてSPIを利用していた企業が玉手箱に切り替えるトレンドがあります。
金融業界では多くの企業が既に玉手箱に切り替えています。

  • ①自宅受検型
    好きな時間に好きな場所で受検する方法です。
    受検にはネットに接続されたパソコンが必要となりますので、自宅で受検するケースが多いです。
    電卓を使うことができます。
  • ②会場受検型
    SPIテストセンターと同じく指定された会場で試験を受ける会場受検型の玉手箱も登場しましたが、採用している企業の数はまだ少数です。

(②の出題範囲は①とほぼ同じです。)

SPIと異なるポイント

[企業ごとのカスタマイズ]

玉手箱は企業のリクエストで内容を変えることができます。

[変更できる事項]

  1. 計数、言語、英語の出題分野
    計数の例:
    企業Aは「四則逆算」を採用。この場合、計数の試験問題は全て「四則逆算」から出題されます。試験時間は9分です。
    企業Bは「図表の読取り」を採用。この場合、計数の試験問題は全て「図形の読取り」から出題されます。試験時間は15分です。
  2. 前の問題に戻るボタンを表示しない。(この場合SPIと同様に、次の問題に進むことだけができます。前の問題に戻ることができません。)

[一般的な事項]
  1. 出題数は固定です。
  2. 1問ごとの制限時間はありません。
  3. 前の問題に戻るボタンがあります。
  4. 次の問題に進むボタンと前の問題に戻るボタンを使うことで、任意の順番で回答することができますが、先に進むほど問題の難易度が高くなる傾向があります。
制限時間・出題数
試験 分野 制限時間 出題数
計数 四則逆算 9分 50
図表の読取り 15分 29
表の穴埋め 20分 20
言語 論理正誤 15分 36
趣旨判定 10分 32
趣旨選択 12分 10
英語 論理正誤 10分 24
長文読取 10分 24

図表の読取りには35分のバージョンもあります。
(言語の)論理正誤には25分のバージョンもあります。


誤謬率
  1. 誤謬率(ごびゅうりつ)とは「回答した問題のうち、間違えた問題の割合」です。
  2. 誤謬率を測定している検査では、間違えた回答は減点になります。
  3. 誤謬率を測定していない検査では、間違えた回答は減点になりません。

  4. 玉手箱は誤謬率を測定していません。
  5. 正解の確信がない問題も、正解と思う答えを回答すると、得点が高くなる可能性があります。