Vol12 速さのトリック
※ 12週にわたってご紹介してまいりました「SPIトリック」。今回が最終回となります。
「SPIのトリック」の11番目:速さのトリック
「速さ」分野は「内訳を整理する視点」の応用です。速度が異なる複数の移動距離が合体して1つの移動距離になっています。
初歩的な問題をやってみましょう。
制限時間は60秒です。
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例題
制限時間60秒Aと、Bが3,000 m離れた2地点から向かい合って同時に出発した。
出発して24分後に2人は出会った。
Aは分速70mで移動しました。
Bが移動した速度を求めなさい。答えを見る
答:分速55m
3,000mの移動を2つの内訳(Aの移動とBの移動)に整理します。
内訳を整理する視点で考えるために、全体とその内訳を矢印で整理した図を描きます。
① 全体とその内訳を整理した矢印の図を描きます。
3,000mの移動を2つの内訳に整理します。
② 内訳ごとに速度が違うので、それも記入します。
今回は、速度の違いで2つの内訳に整理しています。
このように内訳を整理する基準になっている値の事を基本単位と呼びます。
速さ分野では、速度が基本単位です。
③ 今回はBの速度を求めるので。Bの速度を?と設定します。
2つの内訳でそれぞれの移動距離を計算し、記入します。
Aの移動距離:70m × 24 = 1,680
Bの移動距離:3,000m - Aの移動距離 = 3,000 - 1,680 = 1,320
④ Bの速度を計算します。
Bの速度:1320÷24 = 55
次の問題を「内訳を整理する視点」の図を描いて解いてみましょう。
制限時間は90秒です。
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例題
制限時間90秒6kmの道のりを最初の4km は平均時速40kmのバスに乗り、残りは時速4km で歩いた。
移動の合計時間はいくらか?答えを見る
答:0.6時間